形見分けされたEscape Airをアップグレードした

はじめに

アップグレード後のEscape Air

最近親戚が亡くなり、GIANT Escape Air が形見分けされた。

故人はコロナ前後まではこの GIANT Escape Air で 度々近くの土手を走っていたらしいがそれ以降は乗らなくなってしまい、この自転車はベランダに放置されていた。

遺品整理に際してこのままだと処分されてしまうというところに、現在のロードバイクとクロスバイクを埋めるフラットバーロードとして出番もありそうということから、形見分けという形で私が引き取った。

受け取った GIANT Escape Air

受け取った時の Escape Air

マットホワイトということで汚れは目立つが、屋外の上層階の屋根付きのベランダに保管されていたということで、思っていたより劣化は無かった。

パンクはしていたが、タイヤ・チューブさえ交換すれば走れる状態になっていた。

とはいえ、スプロケットやリアディレイラー、ケーブル類は、結構錆が目立っており、クランク・ディレイラー・BB・シフターは取り替えたほうが気持ちよく走れそうではあった。

また、シートとグリップも汚れが目立つので、これも取り替えることにした。

フレーム・ハンドル・シートポスト・ブレーキレバーは割ときれいで、マットホワイトとシルバーの良さも出ていたので、この素材の良さを生かして、コンポをアップグレードする際もシルバーを基調にそろえると、故人の好きだったテイストを活かしつつ、自分好みの乗り味にカスタマイズできそうな予感があった。

タイヤ・チューブ交換

とにかくタイヤ・チューブ交換をしないことには始まらないので、タイヤ・チューブ交換をする。

タイヤに差し色として、ピンク・赤系の色を混ぜると映えるのではないかということで、カラータイヤを探す。

とはいえ、カラータイヤは劣化しやすかったり、コンパウンドが変わることにより品質の変化があり、赤・ピンク系のラインナップがあまり多くない。

街乗り向けすぎたり、あるいはMTB寄り、ということでフラットバーロードに使えるほぼ唯一ともいえるのが、クローザープラス25c だった。

本当は 28c が良かったのだが、クローザープラスのカラータイヤには28cのラインナップがなかった。

25c は個人的に少し不安が出てくる幅なのだけど、とはいいつつ少し気を付ければよい程度の差でしかないので、タイヤ幅は25c に決定した。

チューブは軽さを出すために、CYCLAMI の TPUチューブに、リムテープは Poly Lite にした。

あとで知ったが、リムテープ は テープ式のもののほうが良いらしい。 軽い、高圧でも変形しにくい、ずれないということで、相性が良いらしい。 次回巻くときはテープ式にしてみようと思う。

クローザープラス 25c は 割とビードも柔らかくて、はめやすかったように思う。 タイヤレバーなし、入念なドロップへの落とし作業なしに、楽にはめられた。

タイヤ交換時

これだけでも割と様になっているように感じられ、素性の良さが感じられる。 漕ぎだしやハンドリングの軽さは本当に感動した。

今まで TREK の自転車ばかりにのっていたので、メーカー・車種が変わるだけでこんなに乗り味が変わるのかと驚いた。 (このあたりの感動は、初めてバイクでセロー250に初めて乗った時の感動に似ているかもしれない)

ジオメトリとしてはホイールベースが短く、ハンドル幅も短い、車体も軽いということで、TREK の FX-3やDOMANE とは真逆なな方向性なので、余計にそう感じやすかったというのはある。

コンポーネント交換

さて、肝心のコンポアップグレードだが、Escape Air の軽さをより出すために、以下の方針でコンポアップグレードを行うことにした。

  • フロントシングル
  • フリクションシフト
  • 11速化
  • BBをホローテック2化
  • シルバーの5穴クランク
  • シルバーのショートVブレーキ

それぞれについて説明すると、以下のとおりである。

  • 出来るだけ軽くシンプルにしたいということでフロントシングル
  • インデックスの調整からの解放・今後12速化した際にもシフターが使いまわせること・EQUALレバーで無段階シフトの面白さに目覚めたことからフリクションシフト
  • 現在の8-10速ホイールでも対応できる11速コンポ(ディレイラーがGSの場合のみ11速化が可能)
  • 軽量化のためにホローテック2移行
  • 素体のマットホワイトにシルバーの基調を活かすためにシルバーの5穴クランク
  • 今後ロードバイク化したときに備えてシルバーのショートアームのVブレーキに換装

ここで問題になるのが、シルバーの5穴クランクかつホローテック2対応という部分だ。

現在新品で、ホローテック2対応のシルバーの5穴クランクを出しているのは、自分の調査する限り、ラ・クランクと中国のKEOSのみ。 これらを買ってもよかったが、ちょうどクランクを物色している際に、10年以上前のシマノのホローテック2対応のシルバーの5穴クランクがメルカリで出品されていたので、折が良いということで購入した。 ホローテック2は最新の規格と思いきや、10年以上前から存在していることもなおさら驚いた。

アップグレード部品一覧

組付け

以前、DOMANE AL 2 でほぼバラ完に近いことをやったので、組むこと自体はそれほど戸惑わなかったように思うが、ダイアコンペのシフターのケーブルの取り付け位置を調整するネジが、フェールセーフではないというか、間違った角度で固定すると本体を破壊してしまうというところがあり、少し本体を取り付けネジで傷つけてしまった。

説明書が全くなかったので、フェールセーフではない部分が少しでもあるなら、説明書を取り付けてほしいとダイアコンペさんには強く望みます。

完成

ヨコスカ

以上のアップグレードにより、ペダルなしで7kg台 に迫る超軽量機体に仕上がった。

初めてのフロントシングル化だったが、フロントダブルやフロントトリプルでの変速がいかにノイジーだったかを認識した。 普段のロードバイクのツーリングでも、正直フロントシングルでもよいのではないかと思ったぐらいだ。 それぐらいフロントシングルの気軽さ、シンプルさ、軽量さは魅力あふれるものだった。 FX-3 もいずれフロントシングル化してみようと思う。

BB・クランクも ホローテック化したことにより、剛性高くスムーズにクランクを回せるようになり、ヒルクライムでのトルクをかける感触もダイレクトになったように思う。

早速街乗りや100km未満のライドに大活躍してくれている。

さいごに

数年間放置されていたとはいえ、この自転車は故人の親が故人と付き添ってまで購入し、購入後もしばらくは定期的に走っていたと聞く。

実際、故人のこの自転車に対する思い入れをところどころに感じたので、そういう思い入れは残しつつ、自分が使いやすいモダンなフラットバーロードに仕上がったと自負している。

ジオメトリーから街乗りもしやすいし、軽量フラットバーのリムブレーキモデルであることから輪行も手軽にできるであろう。

ちょっとした距離を走って休憩する際にこの自転車を眺めていると、故人との最後の面会や看取りの記憶が頭をかすめる。

人生の最後に人はどのようなことを考えるのか、自分はどんな最期を迎えるかを逡巡する。

こういう時間も悪くない。

初めての輪行で東伊豆サイクリング

はじめに

今までのサイクリングは自走か、クルマに積み込む、あるいは東京湾フェリーに乗っての房総ツーリングと、人生で一度も電車での輪行をしたことがなかった。

一方で今年の年末に京都まで自転車で行ってみたいなとふと思い、そうなれば復路は新幹線で輪行する必要があるだろう(往復で自走するのは今の時点ではなかなか想像できない)。

また一応輪行袋は常に携帯するようにしているが、緊急時に輪行袋が必要になった際、ただでさえ緊急時なのに、さらに輪行自体が初めてとなると、なかなか大変な作業になることが想像できた。

他にも、一度も輪行袋を使ったことがないのはサイクリストとして重要な要素が欠けているのではないかという自意識もあった。

以上の理由から、輪行ツーリングを企画した。

旅先については、箱根までは往復で自走したことがあったので、まだ自転車で走ったことがない道がよいなと思い、小田原まで輪行して、小田原-下田まで相模湾沿いに走り、下田から特急踊り子で帰るという東伊豆ツーリングすることに決めた。

帰りの特急券だけ予約して、バイクツーリングと同様に宿は当日決めることにした。

久里浜-小田原での輪行作業

初心者なら30分は作業時間をみておこうと、どこかのWebページにあったが、実際には1時間かかってしまった。 

一応事前にマニュアルやYouTube動画を見ていたのだが、チェーンがなかなか外れなかったり、ホイールとペダルの位置が干渉して再配置したり、輪行袋になかなか車体が入らなかったり、全ての作業で時間がかかってしまった。

こうなることを見越して、行きの特急券は予約しなかったのだが、正解だったように思う。

移動自体はみんなが言うほど苦ではないと感じたが、車体が倒れないかとか、周りの人にぶつけないか(特にホームで人にぶつけると転落リスクがある)などはかなり気を使う。

また、平塚で車両の切り離しがあったので、車両移動をしたが、移動先が混んでおり、次の電車を待たなければならなかった。

混雑に人一倍神経を使うのも輪行のデメリットだろう。

逆に輪行のメリットとして、自走して帰りは輪行、目的地までは往復で輪行して目的地でサイクリング、緊急時に輪行など、バリエーションを持たせられることだろう。

また自分の場合激しい運動の後高確率で足がつるので、激しい運動の直後にクルマで帰るのはリスクがあると感じており、輪行の場合はそのようなリスクを考えなくてよい。

銀の弾丸はなくそれぞれメリットとデメリットがあるので、状況に応じて柔軟に使い分けられるのがよいだろう。

小田原-伊東

https://x.com/i/status/2032690392362267021

国道135号線を下っていったが、交通量が多く、渋滞もちょくちょくあった。

熱海以降は交通量も減り、だいぶ走りやすくなったが、狭いトンネルは多数あり路面状態がそれほど良くない場面も増えてくるので一長一短はある。

伊東に向かう途中でバックに引っ掛けていたナンバーが脱落してしまう。

どうも振動でナンバーロックが解錠してしまい、脱落してしまったようだ。

伊東

https://x.com/i/status/2032740896052228326

伊東から下田まで大きな街がないため少し時間に余裕はあったが、伊東で1泊することにした。

昭和のビジネスホテルで設備は古かったのだが、自転車を置かしてもらえたのは非常にありがたかった。

ユニットバスのみでお湯を貯めることもできないようになっていたが、シャワーを温泉水と水道水で切り替えられるようになっており、この辺りが伊東らしい。

ディナーはうずわめしを考えていたが、行こうと思っていた店はかなり行列ができており、体をあまり冷やしたくなかったため、評価の高くかつスッとはいれたチャイニーズバーでディナーを食べることにした。

青島ビール、紹興酒、水餃子、揚げナス、角煮を頼んだ。

マスターは中国に住んでいたらしく、厨房への指示も中国語でされていた。

たまたまかもしれないが、外国人が多かったように思う。

隣の席の方はアメリカから観光に来ていて、別のテーブルには外国から伊東に移住してきた方がいた。

店のなかには熱帯魚を飼っている水槽があり、これはマスターが自分で世話しているらしく、自分も昔熱帯魚に夢中になっていたことから、話が弾んだ。

伊東-下田

城ヶ島海岸に向かっている最中にボトルケージに取り付けたポンプが衝撃で脱落した。

伊豆高原に向かっている時、ボトルケージの下のボルトが脱落しており、上部もユルユルになっていた。

一旦上部を硬くしめたあと、カインズ伊豆高原店までネジと、昨日使えなくなってしまったかナンバーロックを購入しに行く。

城ヶ崎海岸にほど近い場所にカインズがあったのは良かった。

M5の六角穴のボルトが無かったのでプラスのM5のネジで一旦代用することにした。

上部のネジ穴が若干潰れてしまった気がする。

カインズから下田に向かう。

途中、道路からひらけた海が見えたので写真撮る。google mapで確認すると門口というらしい。

その後無事下田に到着。

伊豆は自転車天国と思いきや、あまりサイクルスタンドが無い。

道の駅にもそれらしいものがなかった。

調べると下田駅前にサイクルスタンドがあるらしいということでそこに停める。

遅めのランチ。

本当はイセエビを食べようと思っていたのだがあまりの高さにひよって、金目鯛の海鮮丼と煮付けを食べることにした。

そこそこ値段がするので値段に見合った感動を少し期待していたのだが、期待に見合った味ではなくて少し残念。

下田から輪行

事前に予約していた特急踊り子の最後列で横浜まで移動する。

最後列はギリギリはいるという感じで仮に2人輪行者がいると詰んでしまう気がしたけど、おそらく確率的にそのような可能性は低いのだろう。

夕方ということもあり、横浜から浦賀まではまぁまぁ混雑していた。

特急に乗ることは諦め普通電車の最後列で浦賀まで。

浦賀での組み立ては大体15分ほど。往路は組立に30分ほどかかっていたので1/2ぐらいの時間には短縮できている。

まとめ

初めての輪行で色々トラブルに見舞われたが、逆に言うとトラブルに見割られることで長距離輪行ツーリングへの耐性を高めることが目的なのでその意味で目的は達成できたように思う。

輪行の組立・解体の最適化によりもっと手軽に輪行できるようになるだろう。

不満点というかまだ未経験だが経験しておかないといけないこととして、パンクがある。

チューブの交換は何回か経験しているが、慣れていないこともあり、寒い中もしくは暑い中ぱっと交換できるかは少し不安に感じている。

次は、浦賀から静岡まで自走して新幹線輪行をしてみたい。

東京-上海クルーズ船に乗ってきた

はじめに

以前勤めていた会社のOB Slackで、格安で行けるクルーズ船があるという耳寄りな情報が入った。

船舶免許を取得し、月1でボートを借りて釣りに行ったり、長距離フェリーでしばしば旅行したりする私にとって、クルーズ船というものがどのようなものか少しだけ興味があった。

自分が興味があったのはあくまで「船」そのものなので、いわゆるセレブな旅には関心がなかったし、金銭的にも気軽に手を出せるものではないというイメージを持っていた。

しかし、そこで紹介されていた「2026/01/24 東京発上海行 MSCベリッシマ」は273ドル(当時のレートで4万円ほど)と、思っていたよりリーズナブルに行けることがわかった。

しかもこの代金には、ビュッフェやレストランの料金もすべて含まれている

実際には、毎日のサービスチャージが発生するので3泊4日で9,000円程度追加でかかるのだが、それでも総額5万円ほどだ。3泊4日、食事付きで5万円というのは、国内旅行だとしてもだいぶ安めの部類だろう。

半年以上前での事前予約の金額であり、だいぶ先の予定になってしまうのがネックだったが、これは仕方がない。それよりも「クルーズ船に乗る」という体験を、まず低コストで経験してみることのほうが重要だと考えた。

以上の理由から、私はクルーズ船に乗ることを決意した。


クルーズ乗船事前準備

本来なら乗船までに色々入念に下調べをしておくべきだったのだが、年始から忙しい日々が続き、あまり下準備ができなかった。最低限持っていくものについて準備をした程度だ。

持ち物については事前準備だけで済んだのだが、乗船してからのルールや攻略方法についてはほぼ調査していなかったため、実際に乗船してからリサーチ不足を痛感した。

一般的なホテルと違う点は以下の通りなので、これらにさえ気をつけておけば、持ち物で困ることはないだろう。

  • 歯ブラシ
  • 寝間着
  • 洗濯用具

水着なども持っていったが、プールは常に混雑していたので泳ぐ機会はなかった。結果論だが、水着は持っていかなくてもよかったように思う。

あと、AlipayでのQRコードによる支払い設定は、事前に準備しておいて本当によかった。これがなければ、旅の道中でかなりの不自由を強いられただろう。


クルーズ船の感想

個別の事象を詳細に書いていくと分量が多くなってしまうので、印象に残ったことだけピックアップする。

船のデカさ

東京テレポート駅からシャトルバスで東京国際クルーズターミナルまで向かったが、近づくにつれ、「うーん……デカくね?」という思いが強まってくる

近すぎると視界に収まりきらず隠れる部分が増えてくるので、数百メートルくらいまで近づいたときが一番デカく感じた。今回乗ったMSCベリッシマは、総トン数約17万1,598トン、全長315.83m、全幅43m。最大乗客定員は約5,655名、客室は2,201室以上を完備している。

高さ300メートルの商業ビルを横倒しにしたものを想像してもらえれば、そのスケールをなんとなくイメージできると思う。巨大構造物を見るたびに、人類の叡智を感じずにはいられない

部屋の造り

一番安い「ベラ」というランクの部屋だったが、想像していたよりもだいぶ広くて綺麗だった。普通の日本のホテルでこのグレードの部屋に案内されたら、割と高めの宿泊費になるだろう。

後で知ったが、MSCベリッシマの建造費は数千億円におよび、そのうち内装費が数十%とかなりの割合を占めるらしい。客室が2,000以上あり、その全室にこれ以上の調度品を用意していることを考えると、内装費が膨大になるのも納得感がある。

屋上のプールや彫刻なども高級感があり、「ファミリー向けのカジュアル船」という印象はあまり受けなかった。2017年竣工なので、設備も比較的新しく感じられた。

施設

スポーツジム、プール、バスケットコート、フードコート、レストラン、スパ、ショッピングモール、シアター、サーカス、ゲームセンター、カジノ、ボウリング場など、思いつくレジャー施設はだいたい揃っていた

ただ、それぞれ利用料が別途かかることが多いことと、私自身が船内レジャーそのものにそれほど興味がなかったため、今回はほとんど利用しなかった。

私は元ジャグラーということもあってサーカスの公演だけは気になったので、観に行くことにした。スタッフは「シルク・ドゥ・ソレイユの公演」と言っていた。後で調べると実際に提携公演を行っているようだが、当日はそれらしい洗練さがあまり感じられず、パンフレット等にもその名称が見当たらなかった。スタッフが通称として言っていたのか、あるいは英語の細かいニュアンスを聞き違えたのか、理由はよくわからない。

ただ、短い映像撮影は可能で、ジャグリングも7ボールを披露するなど、技術的には決して低くはなかった


上海

上海についても時系列で語ると分量が多くなってしまうので、印象的な出来事に絞って述べていく。

大気汚染

冬の上海は大気汚染がひどいようで、路上喫煙率の高さも相まって、滞在中は頭痛がひどかった。

上海では大気汚染対策として内燃機関に対して厳しい規制を敷いており、バイクはほぼEV化され、自動車もEVの割合が多くなっている。そのため以前よりはだいぶ改善されたらしいが、それでもまだ空気は悪いと感じる。環境規制の行き届いていない内陸部からPM2.5などが届いているらしい。

荷物検査

中国では電車に乗る際、空港にあるような機器で荷物チェックが行われる。身体検査については怪しい人物に対して行っているようだが、基本的には機械に荷物を通すだけなのですんなり終わる。

昨年訪れた台湾や香港では行われておらず「中国独特感」があったが、慣れてくるとこれが当然のように思えてくるのが不思議なものである


人柄・マナー

他の地域はわからないが、上海に関しては基本的に親切で、わからないことがあれば色々教えてくれる人が多いと感じた。

日本では「中国人はマナーが悪い」という偏見を持つ人が多いが、日本人の常識と照らし合わせても、それほどマナーが悪いと感じる人はいなかった。路上喫煙や信号無視は日本と同程度か、少し多いくらいだろうか。これも規制強化により今後減っていくだろう。

また、日本では「食べたものはセルフで返却する」「最後まで食べきる」ことがマナーだが、現地では返却せずにそのままにし、食べきらなくてもよいという文化がある。エスカレーターで歩く人がいないのも台湾・香港と同様だった。

要するに「プロトコル」が多少違うだけで、マナーに対する意識そのものはそれほど変わらないということだ。日本人も現地のマナーを知らずに迷惑をかけることもあるだろう。「日本人はマナーが良くて中国人は悪い」という一方的な偏見は捨てるべきだと感じた。


食事

滞在中は、上海蟹の揚げ物、小籠包、ごまつけ麺を食べたが、どれも美味しかった。

以前台湾に行った際、食事が口に合わず途中で心が折れて日本食やマクドナルドばかり食べたことがあったが、上海ではすべて美味しく食べることができた。都会的な街だからか、飲食店も静かに食事を楽しんでいる人が多かった。地方へ行けばまた違うのかもしれないが、上海は東京に似ていると思う。


オタ活

日本では街なかでのコスプレはマナー違反とみなされがちだが、上海ではファッションの一部として受容されているらしく、普通にコスプレイヤーを見かける。中高生が『鬼滅の刃』のコスプレをしている姿も多かった。

日本で少し前に流行ったコンテンツが今の上海で旬を迎えているような印象を受けたが、翻訳のタイムラグなどを考えれば当然だろう。一方で、日本では見かけない中国オリジナルのコンテンツ(特にテンセント由来の女性向け作品など)も多かった。

裏では細かい規制があるのだろうが、表層を見る限りではあまり感じられなかった。同人誌や成人向けコンテンツには厳しい規制があるようで、確かにそれらを見かけることはなかったが、一方で日本のエロゲーブランド(特化型のブランド)のショップがあったりして、規制をかいくぐりつつも認可はされているという状況に驚かされた


ネット規制

日本で普通に売られている「中国・香港対応SIM」を使用した。海外ローミング扱いになるためか、GoogleやFacebook、LINEなども規制を感じることもなく日本と同等に使えた

現地のWi-FiやSIMでは依然として厳しい規制があるはずだが、旅行者として準備していったこの環境であれば、速度も体感的な遅延はなく、不自由を感じることはないだろう。


まとめ

一言で言うと、とても勉強になった。クルーズ船も中国本土も初めてだったが、初めてなりの気づきがたくさんあった。

現在の情勢や安全保障政策を考えると、日中関係は今後もしばらく冷え込んだままだろう。台湾侵攻などのリスクを考えると、今このタイミングで中国に行けたことは幸運だったように思う。

台湾、香港、そして今回の上海。それぞれの都市で人々が生活しており、人間としての感情は共通している。みんな人生を楽しみたいし、遊びたい。根っからの悪人というのは表面上感じられないし、オタクはみんな同じようなことを考える

場所と時間を異にして「人類の普遍性」を感じられたことは、この3つの旅の総括として大変意義深いものとなった

2025年の振り返り

はじめに

明示的に1年を振り返る、ということをここ数年やってこなかった。

しかし、今年40歳という人生の折り返しを迎え、やはり一年の振り返りを行ったほうが良いのでは、と思い直したため、久しぶりに1年の振り返りを行おうと思う。

経年により相対的に人生における1年の密度が薄れ、毎年何があったか、どのようなことを考えていたかを記憶し続けるのが難しくなった。

また人生における未来の割合が減り、過去の割合が増えたということでもある。

過度に過去の思い出にすがるというのも個人的にはあまり好きではないが、とはいっても同窓生に出会うと、過去の話題が多くなってしまう。 人生における過去の比重が高くなるのは必然なので、どうせ過去に依存するのならより建設的に過去に向き合い、未来を見据えるのが重要なはずだ。

ツーリング

今年の主な移動先は以下の通りだ。

  • DIC川村記念美術館(1月)
  • ホンダ青山本社ビルクロージングイベント(2月)
  • 四国旅行(3月)
  • 超会議(4月)
  • ペンションクヌルプ(5月)
  • 万博(6月)
  • 砲台山オフロード走行(8月)
  • 長野ツーリング(9月)
  • モビリティショー(11月)
  • つくばベンチャーBBQ(11月)

バイクは6000km程度走行した。 今までの実績で言うと年間走行距離は3000km程度なので、約2倍ほど走行した。

去年購入したXL750はエンジンも楽しく、長距離ツーリングも苦にならないので、そのあたりが走行距離にあらわれているのだと思う。

2026年は働き方も変わり、会社に合わせる部分が増えるので、以前のようにロングツーリングに出かけるのは難しくなるかもしれないが、ツーリングで得られる体験は何事にも代えられないし、時間を作って継続的に日本を回りたいと思う。

オフロードブーツを購入して砲台山に登ったりもしたが、これ以降オフロードブーツをちゃんと使えていないので、2026年はちゃんとオフロードブーツを使った林道走行にもチャレンジしたい(個人的スタンスとしては、趣味についてはあくまで気分転換でやっているので、2026年の目標に趣味の目標は設定しない)。

また印象深い失敗として、交通違反を5月・6月に連続でしてしまい、一気に免許停止寸前までいってしまった。

運転に慣れてきて違反に対する注意力が欠けてきてしまっているのかもしれないので、これをいい機会と思い、より安全な運転を心がけようと思う。

ゲーム

今年はあまりゲームをしていない。

3月のスプラソンに出場するために、少しチームでスプラトゥーンの練習をしたぐらいで、これといったゲームにはハマらなかったように思う(ゼンゼロやスノウブレイクなどをインストールして少しやってみたりしたが、少しやっただけでハマらずに終わってしまった)。

ゲームにハマらなくなるというのは、時間を無駄にしないという意味では重要なのかもしれないが、一方でゲームにハマらないということは加齢のせいではないかと疑念に思うところもあるので、手放しに喜べないというところがある。

とはいえこれは、数年前にスプラトゥーンに大ハマリする直前も「自分はゲームにハマれなくなり、それは加齢のせいなんだ」と思っていたので、取り越し苦労かもしれない。

スポーツ

去年はトライアスロンに参加したが、今年はマラソン大会に参加した。

3月の勝田全国マラソンは参加登録はしたが、ずっと体調を崩しており、練習が十分にできず完走が難しいと判断したため、出走は見送った。

11月によこすかシーサイドマラソンハーフマラソン)に参加したが、これは無事完走できた。

自分は関節が弱く、走るとすぐ膝を痛めるのでマラソンはあまり向いていないと思っていたが、コンプレッションタイツを履くことで足への負担はだいぶ低減された。意外とフルマラソンにもチャレンジできそうという意識を持てたのは良かった。 スポーツを継続するうえで割とギアへの投資が重要で、ギアへ投資することで体への負担を軽減することができ、それは将来の継続性にも響いてくる。スポーツのギアはお金をケチるべきではないと体感できた。

海外旅行

昨今の世界情勢を鑑み、今のうちに東アジア諸国に行っておいたほうが良いと判断したため、香港(2月)・台湾(10月)に行った。

ロシアのウクライナ侵攻まではウラジオストクなどにも行きやすかったのだが、現在はかなり面倒な手間とお金をかけないとウラジオストクに行くことはできず、なぜ自分はロシアのウクライナ侵攻前にロシアに行かなかったのだろうか、と後悔していた。

この記事を書いている3週間後には中国の上海に行く予定なので、これが完了すれば、東アジア情勢が緊迫化した際に後悔するといったことはなくなるだろう。

DIY

レザークラフト3Dプリンターで小物を作り始めた。

どちらも仕事をきっかけに始めたことだが、自分の元々好きな分野とマッチしており、とても楽しく始められた。

元々自分は高校時代に電子工作やロボット制作をしており、大学でもそのあたりを研究しようと思っていたのだが、大学でいろいろな挫折があり、それ以来その分野とは疎遠になっていた。

今回久しぶりにものづくりの原初の面白さに目覚めてしまった感があり、現在ロボットを設計中だ。

趣味はあくまで気分転換であり趣味に時間を使うことは常に若干の罪悪感もあったのだが、ものづくりに関する趣味は趣味特有の罪悪感もあまり感じられないので、もっと熱中して進めてもよいのかもしれない。

釣り

水島船は7回出すことができた。 2024年は5回だったので、頻度としては上がっている。

しかし、固定メンバーがどんどん少なくなってしまい、毎回メンバー集めに苦労している。

自分が水島船を継続していたのはひとえに、需要があってそれに応えようとしたからだ。

需要を作りに行くか水島船に一旦区切りをつけるかというのは、来年一度考えなければならないと考えている。

新しい釣りで言うと、トラフグ釣り(3月)、ショウサイフグ釣り(5月、11月、12月)を始めた。

かれこれ釣りを始めてから7年ぐらい経っているわけだが、釣りに慣れてくると「釣った魚を捌かないといけない」というストレスが相対的に大きくなってくる。

魚を捌くというストレスは捌いたあとの料理によって打ち消されるわけだが、同じ魚を何度も釣っていると以前より味に飽きてくるのに対して、捌く面倒くささは変わらないからだ。

フグ釣りは釣ったあとにすべて身欠きにしてくれて、そのうえで1万ちょっとの料金設定なので、釣り全体のUXとして非常にコスパが良いと感じる。

有名なフグの船宿が徒歩圏内にあるということもあり、今後もフグ釣りに関しては継続しても良いと思っている。

資格

以下の資格を取得した。

危険物取扱者乙種4類はトリッカーのタンク容量が少ないことから携行缶運用を考え始め、「携行缶運用を始めるならちゃんとしたガソリンに関する知識を学習しておいたほうが良い」と思ったことから取得した。

携行缶運用をするためにはガソリンスタンドで携行缶にガソリンを入れてもらわなければならないが、京アニ事件により規制が厳しくなった影響で携行缶にガソリンを入れてもらうのは少し面倒になっていることと、トリッカーで遠出することもあまりなかったため、結局トリッカーでの携行缶運用はしなかった。

自分が資格を取得するときは「取得する目的」と「目的が達成されたか」を重視しているが、そういう意味で言うと目的は達成できていないことになる。 とはいえ、単純な学習のフックとしては割と良くて、有機化学について深掘りもしたくなったし、製造業の事業ドメイン的にも知っておいて損はないので、これは結果論だが取得して良かったとは思っている。

3次元CAD利用技術者試験については、製造業ドメインの知識を深めるためと、3Dプリンタを購入したので典型的なモデリング手法について知りたかったためというのが主な目的としてあるが、これについては割と達成できたと思う。 試験は簡単すぎたけど、次の学習へのフックとしてはちゃんと機能していた。

2026年は今のところ3次元CAD利用技術者1級は取得しようと思っているが、最近知財関連にも興味が出てきたので、弁理士初学者向けの本でも読んで、知財に関する知識を得たいと考えている。

知財が「めっちゃ楽しい!」となったら、弁理士とかも目指し始めるかもしれないが、弁理士になるためには最低でも3000時間ぐらいはかかると見込んでいるので、そこまでの時間を使って取得したいと思えるかは、ハマり具合によるだろう。

仕事

キャディ株式会社に2026年1月から正社員として働くことになった(合同会社コブシメ法人に所属したまま、二以上事業所勤務)。

4月から業務委託として関わっていたが、元々自分が乗り物好きで、バイクをいじることが好きだったり、工場見学もよく行っていたりなど製造業自体に関心が高かったことと、自分の残りの時間を「製造業を変える」という社会的意義が大きいことに費やしたほうが人生のQoLは上がるのではないか、という判断から、正社員としてコミットしていくことにした。

ここ数年は割と小さい仕事を小さいチームで全てやり切るという仕事が多かったが、久しぶりに大きな組織で大きな仕事をやるというところで、マインドチェンジを意識的に行っていき、成果を出していきたい。

2026年の目標

2026年は正社員として大きな組織で関わることになるため、2025年以前とは違った働き方が求められるだろう。

2024年に引き続き2025年もAIは大幅に進化した。

コーディング支援AIエージェントは体感だとジュニアレベルの能力は既に超えている。

一方で当然ながら、全員がコーディング支援エージェントを適切に使った場合、結局はエンジニアとしての個々の能力で成果に差が出る。

コーディング支援によりあまり重視されなくなったプログラミング言語の細かい文法や慣習などについての重要度を下げ、一方で人対人のコミュニケーションスキルや伝える能力、アーキテクチャー、組織設計など、よりコーディング支援エージェントがまだコンテキスト理解を得られていない領域や物理的な制約がある部分について重点的に学習する必要があるだろう。

また、これは趣味的な部分も大きいが、ハードウェアの設計や製造にAIがどのように関わっていくかについても非常に興味がある。

以上のことから、ソフトウェア・ハードウェア開発両面において「AIをどこまでツールとして使い倒せるか」というところを目標に掲げたい。 このタイミングでやるのは遅きに失した感もあるが、今やらないとどんどん情報格差は広がっていき、数年後には取り返しのつかないレベルまで差が広がる懸念もあるので、一旦他の優先度の低いことは差し置いて、重点的に学習していくことにする。

3次元CAD利用技術者試験2級に合格した

受験理由

最近、製造業に関わる仕事を始め、趣味でも3Dプリンターを購入した。 また、3DCADでのモデリングも始めたことにより、手っ取り早く製造業に関わるドメイン知識や3Dプリンター・CADに関するテクニックを広く浅く得られるのではないかという期待から、3次元CAD利用技術者試験(2級)を受けることにした。

もし可能であればいきなり1級を受けたかったが、1級を受験するためにはまず2級に合格する必要がある。また、1級は年2回しか受験機会がなく(次回の受験日は7月)、受験料も16,500円(税込)と高額である。一方、2級はCBT方式で随時受験可能であり、受験料は7,700円(税込)と比較的挑戦しやすい。1級はPCを持ち込んでの3Dモデリング実技試験が中心なので、上記の受験理由を満たすだけなら2級でも十分であると判断し、今回は2級を選択した。

対策

『2025年度版 3次元CAD利用技術者試験公式ガイドブック』を2回読み、本誌の模擬試験を2回こなしたのみ。

自分が今まで受けた試験の中でも1、2を争うレベルで勉強時間は少なかったように思う。実際の学習時間はおそらく10時間程度だったが、十分合格できた。

自分の場合はソフトウェアエンジニアであり、既に3DCADである程度のモデリング経験があったため、その基礎知識で解ける問題も多かった。そうした前提知識が無い人の場合は、もう少し学習時間がかかる可能性がある(Webで検索してみると、だいたい30〜50時間程度と記載している媒体が多かった)。

結果

公式ガイドブックに記載のあった問題より、幾分凝った問題が多かったように思う。 特にパラメトリックモデリングの課題は、実際に脳内で詳細な立体を思い浮かべながら解く必要があったため、若干時間がかかった。

また「4つの選択肢について正しいものの数を答えよ」という形式の問題は、当然ながら単純な4択問題より正答率が下がる。

今回の試験では、その形式の問題が「3次元CADデータの活用」分野に集中していたせいか、該当分野の正答率が若干低くなってしまったように思う。なお、2級の合格基準は各分野(3分野)で5割以上、かつ総合得点で7割以上となっているが、無事にクリアすることができた。

感想

広く浅く3DCADモデリングに関する知識は得られたので、受験理由で述べた目的は達成できたのではないかと思う。

学習を進める中で、ソリッドモデルでのトポロジーの実装方法、カーネルの実装、シェーダーの実装、そしてフィラメント素材の化学的機序についてより深く掘り下げたくなった。

また、現在の業務に関連する領域が一般的にどのように表現されるのかについて、一定の理解が得られた。

過去にBlenderなどで3Dモデリングをした経験はあったが、パラメトリックモデリングは初めてであり、Fusion 360を使用する際も割と我流で進めている部分があった。 3次元CAD利用技術者試験では、お手本的なパラメトリックモデリング手法についての解説や設問もあり、我流の手法とお手本との違いを知ることができたのは大きな収穫だった。 (例えば、自分が今まで「サーフェスの分割と押し出し」で対応していたような箇所が、パラメトリックモデリングの場合は「ブーリアン(Boolean)演算」で進めたほうが効率的である、といった気づきがあった)。

ただ、資格試験全体の中ではかなり易しい部類に入るため、正直なところ合格の達成感は少なかった。 1級は3Dモデリング実技が中心で、合格率も2級(約50〜60%)に比べて低くなる(約20〜30%)らしい。せっかくなので、次は1級まで取得してみたいと考えている。

製造業の仕事の基本を読んだ

はじめに

ここ半年ほど製造業に関わる開発をしていたが、製造業自体にフォーカスした書籍をあまり読んでいなかったので、製造業のドメインについて広く浅く扱っていそうな「製造業の仕事の基本」という本を読むことにした。

以下、覚えておく定義や感想などを述べる。

覚えておくべき言葉の定義

製造業

製造業というと自動車やバイクメーカーなどを第一に想像しがちだが、総務省の 「日本標準産業分類」では

製造業とは、主として次の業務を行う事業所をいう 1. 新たな製品の製造・加工を行う事業所であること 2. 新たな製品を主として卸売する事業所であること

とある。

SCM(サプライチェーンマネージメント)

メーカーを中心としたモノの流れをコントロールする仕事をサプライチェーンマネージメントと呼ぶ。

生産形態

生産形態には「組立系」と「プロセス系」がある。

端的に言うと組立系は個数として数えられる(例えばバイク1台など)、「プロセス系」は個数として数えられない(例えば、エンジンオイルの製造は容量で数えるので個数として数えられない)。

販売計画

バイク系のニュースを読むとしばしば「年間販売計画台数」という言葉を見るが、これは実は 製造業において一般的に使われるということを初めて知った。

この販売計画台数は、マーケティング計画・在庫計画・生産計画・仕入計画・生産能力計画・設備投資計画・経費計画・資金計画を総合して算出される、いわゆる計画における全ての総合値といっても過言ではないと思う。

足長部材

調達に時間がかかる部材のこと。 調達計画立案してサプライヤーと合意しておく必要がある。

感想

開発で飛び交う専門用語が製造業一般で使われる用語なのか社内でのみ使われる用語なのかいまいちわからないということがしばしばあったが、この書籍で少なくとも一般的に使われる用語がどれかということがわかった。

例えば具体的な例で言うと、デザインレビューという単語は、設計・開発プロセスを段階分けして、製品コンセプトの確認、技術の採否、重要な部品の採否、設計の妥当性、設計品質の確認、施策の評価など、設計・開発プロセス全体を指す用語。 エンジニア的には、図面などをレビューする段階なのかなと思いがちだが、実は設計・開発プロセス全体を指す言葉だったということが理解できた。

よこすかシーサイドマラソン(ハーフ)を完走した

2025/11/23 に よこすかシーサイドマラソン(ハーフ)に出走し、無事完走できました。

その前のスポーツ大会への出場は 2024/09/29 の八景島トライアスロンなので 約1年ぶりのスポーツ大会への出場です。

よこすかシーサイドマラソンでは10kmあたりからまぁまぁのアップダウンがあるため最初の10kmについては 6:30 /km 程度のタイムを出さないと完走が難しいのですが、1週間前の15km走では 7:30/km 程度の記録しか出せていなかったため、規定タイム以内にゴールできるかどうかが心配な点ではありました。

また、大会数日前から起床時の室温の低下による体調不良(これは寝る際に着込むなどの対策を取っていなかったことによるものなので、私の準備不足ではあります)もあったため、これも完走できるか不安な要素でした。

しかし、大会当日は体調も悪くなく、また大会では道路を走ることが出来るため、路面のコンディションが良く、下りなどでも比較的足元を気にせず走ることが出来ました。

以上の理由により、途中足を攣るというタイムロスがありながらも、無事完走することが出来ました。

大会に向けた練習メニューとしては、平日については2~3日に1回程度の頻度で3km~5kmを走り、 休日については大会2週間前に10km走、1週間前に15km走を行い、大会に向けて少しずつ距離を伸ばすという練習を行いました。

ハーフマラソンの距離を走るというのは実は人生で初めてだったのですが、以前15km程度をランニングしたときは 膝や足首に対して負担をかけることになってしまい、自分は長距離を走るには関節が耐えきれないのだな、と思っていました。

しかし、今回割とランニング装備を充実させたおかげか、走り終わったあともそれほど膝・足首に痛みは残らず、関節に対する負担についてはある程度装備でなんとかなる、という自信を持つことが出来ました。

ちなみに、色々ランニング装備を整えたのですが、膝・足首に対する負担の軽減は以下の装備が大きく寄与したのではないかと思います。

また、気温が低下するとランニング後に体調を崩すことが多かったので、以下のことを気をつけるようにしました。

  • 汗冷えをしないために最後のクールダウンタイム5分以外は歩かない
  • ウィンドブレーカーを必ず着る

これらのことを守ることにより、体調を崩すリスクが大幅に低下したと思います(この1ヶ月ランニングによる体調不良はなかったように思う)。

唯一の反省点としては、17kmぐらいで足を攣ってしまったことで、これは以下のような理由で起きたと考えられます。

  • 給水地点が少なかったことによる水分不足
  • 給水地点のポカリスエット以外にミネラルを補給する術がなかったこと

次回から以下の対策を講じようと思います

  • 給水ボトルを持参する
  • ミネラル補給サプリを持参する

そして、ハーフマラソンを足首・膝に大きな負担をかけずに完走することが出来たため、フルマラソンについても完走出来る目処を個人的につけることが出来ました。

次はフルマラソンの大会を目指してみようと思います。

レザークラフトを始めてみた

はじめに

最近ナイフにハマったが、ナイフに付属するシースに対して、しっくり来なかったり、安全性に問題を感じたことから、シースの自作やカスタムをしたくなった。

ナイフのシースは主に以下の3つに大別される。

  • 一体成型樹脂
  • カイデックス(二枚の熱可塑性の合成樹脂板を熱で溶着)
  • レザー

一体成型樹脂は金型が必要なため安価で大量生産するものにしか採用されていない。

カイデックスは個人でも自作できないことはないが、自作するにはある程度の設備が必要だ。

3Dプリンターなどを使って自作することも不可能ではないが、強度的な意味では不安が残る。

ということで必然的に、自作するならレザーということになる。

レザークラフトについては少し調べてみたところ、それほど初期投資が必要無いようだった。

AmazonなどのECサイトでは安い工具セットが3000円程度で売られているし、共進エル・クラフト社などの有名メーカー品のものを単体でそろえたとしても必要最低限なら5000円程度で入手できる。

レザーの価格については革の種類・品質・特性に基づいて割とピンキリだったが、A4用紙サイズで1500円程度が一般的な相場なようで、それほど高いわけでも無い。

初期投資がそれほど大きくないならまずやってみるというのが私の信条なので、やってみることにした

最初に買ったもの

買った工具は以下の通り。

菱目を打った上での手縫い、ジャンパーホックの取付、仕上げに必要な工具のみを揃えた。

レザークラフト工具のハンドソーイング・ベーシックセット

レザークラフト金具のジャンパーホック / 大 / #7050 / 頭なしの三点セット (全2色)

レザークラフト工具の丸皿

レザークラフト工具のコーンスリッカー

レザークラフト金具のジャンパーホック / 大 / #7050 / 直径15mm (全4色)

トコノール / 120g (無色, 黒, 茶)

レザークラフト皮革の【30cm幅切り革】牛ヌメ革 / 栃木レザー / すっぴん (ナチュラル)

レザークラフト工具のハトメ抜き

レザークラフト用品のZEBRA / ロウビキナイロン糸045 / φ0.45mm / 30m (全24色)

https://leathermania.jp/view/item/000000015996

刃物のシースを作りたかったので、2mm厚の牛革とライナー用に3mmの牛革を購入した。

工具で6000円程度、牛革で3000円程度と、1万以内で材料を含めて必要なものを揃えることができたので、趣味としてはかなり安く始められる部類だと思う。

自分は赤・黒・白に思い入れがあり、黒のレザーと赤いロウ糸で若干の出費の上振れがあったが、特にこだわりがない人はもっと安く始められと思う。

事前学習

自分は初めて何かをやるときに、とりあえず始めてみて問題が生じてから対策を考えるという方針で物事に取り組むことが多いが、レザークラフトの場合は一度レザーを切ってしまうとリカバリーが難しいということがなんとなく想像出来たので、ある程度予習してから取り組むことにした。

自分が主に参考にしたのは、 下記のサイト

kanamo.jp

型紙を作って型紙ベースで試行錯誤すれば大きな失敗はなさそう、ということがわかったので、ざっくりとした調査だけにして、型紙作成に取り掛かる。

ナイフのシースを作るのが目的だったが、いきなりナイフのシースを作って失敗するとレザーが勿体ないので、レザーをそれほど使用しない小さな小物から作り、徐々に大きな面積を必要とするものを作ることにした

作ったもの

鉄鋏のシース

小さく作りすぎて、ナイフをシースに収めた時に窮屈過ぎると思ったが、革がある程度伸びて、最終的に丁度よいホールド感になったと思う。

致命的な失敗として、垂直に菱目打ちが出来かったことと、端に近いところで売ってしまったため、一部革の側面に菱目が通ってしまったことだ。

そのまま手縫いしてしまったが、菱目を打ち直してから手縫いをやり直したほうがよかったかもしれない。

エルドリスのシースストッパー

大きな失敗は無かったが、ジャンパーホックは垂直に打てなくて、若干歪んでしまったように思う。

一見表からそれはわからないし、内部のシースが脱落するかもしれないという不安が払しょくされてかなり実用的な一品になったかこともおり、割と気に入っている。

ナタのシース

ライナーが5mm厚なので、菱目は割と深く打たないといけないというところと、シースの側面は5mm厚のライナーと2mm厚のレザー2枚が重ねられており、3枚をまっすぐに揃えるのが難しかったように思う。

またトコノールがちゃんと乾く前にコバ磨きを始めてしまったためか、側面が黒ずんでしまったのも若干の失敗だった。

ジャンパーホックも若干歪んで打ってしまった。ジャンパーホックを垂直に打つのは割と難しいのかもしれない。

それ以外は特に大きな失敗なかったように思う。

付属のシースは本当におまけ程度の質感の低いものだったし、自分の今のユースケースだとベルトループは不要だったので、より質感の高い、不要なものを削ぎ落としたシースにすることが出来た。

シースを質感の高いものにすると本体のナタの愛着とが上がるのも不思議なものです。

イヤホンケース

今までイヤホンはポケットに無造作に入れていたが、イヤーピースを紛失することがあり、またカラビナなどでベルトやリュックに肩紐に掛けておきたい、ということから自作することにした。

1m厚のレザーを3枚重ねてレザーの固定も兼ねてジャンパーホックを打とうとしたが手持ちのジャンパーホックだと深さが足りなかったため、これのために深型のジャンパーホックを追加で購入した。

単純な構造だし、型紙もつくらずに作業に取り掛かったが、特に大きな失敗もなく作業を完了できた。

強いて言うなら、縫目をもうちょっと綺麗に仕上げたいが、今のところそれをどうやるか検討が付いていない。 また折を見て綺麗な手縫いの方法を調べてみようと思う。

対策したいこと

一番のネックは騒音だ。

目を打つときとジャンパーフックを取り付ける穴を開ける際に、打痕の音が発生するのだが、これがものすごくうるさい。

音もそうだが、当然打痕した際の振動が周囲にも伝わっているはずなので、近所迷惑にはなっていそうではある。

実際にどのような隣の家に漏れているのかはわからないが、毎回打痕するたびに、隣から怒鳴り込まられるかもしれない、と思いながら作業をするのは結構なストレスである。

正直このストレスが続くようなら、レザークラフトは続けられない気がする。

とりあえず日中にベランダででやるようにしたら、少なくとも自分の精神的な負担は減った。

レザークラフト用のパンチャーなどもあるので、これを使えばかなり騒音は軽減できるのでは無いかと思う。

パンチャーは目打ちのときに使用するものなので、ジャンパーフックの取り付けには使えないように思うが、ジャンパーホックの音の出ない取り付け方についても折を見て調べてみようと思う。

感想

率直な感想として、レザークラフトはとても面白い!

革は伸びるのである程度のアバウトさを許容しつつもより丁寧に仕上げたほうが完成度も満足度も高い。

多少失敗しても一定以上の満足度は確保されるというところが、自分の本質的ないい加減さと特定の部分での神経質さともマッチしている趣味だと思った。

前述の通り趣味として継続するには騒音ががネックになる。

これは機材を買うことである程度緩和できるだろう。

一方で小物作りという特性上、必要なものを作りきったら作るものがなくなりそうというところと、もし必要なものを作りきっても満足しないなら一生作り続ける沼にハマる気もしていて、趣味として続けるならもうちょっと中庸な方が良いかも知れない、とも思う。

趣味としての初期投資はそれほど高い部類ではないと思うので、必要なものは適宜作っていこうと思った。

ホンダ青山本社のクロージングイベントに行ってきた

はじめに

2025/02/23 にホンダ青山本社のクロージングイベントに行ってきました。

以下の文章はメモからAIに清書・ようやくしてもらった内容です

ホンダ本社ビル見学記 ~取り壊し前の特別な時間~

先日深夜(日付的には当日)、香港から帰国したばかりの状況で睡眠不足が心配でしたが、意外にもスムーズに早起きでき、気持ちの良い朝を迎えました。

この日はホンダ本社ビルを見学するため、東京都内に向かいました。基本的に都会へ出る際はバイク移動が中心なので、目的地付近のバイク駐車場の有無を事前に調べるのが習慣です。幸い今回はホンダ本社ということで、駐車場があるのは予想通り。さらに、YouTubeで現地の駐車場を詳しく解説している動画を見つけることができたので、不安なく準備を終えました。

本社ビルの開館時間は10時からでしたが、少し早めの9時過ぎに到着。通常の開館時間前は入れない可能性もありましたが、事前に伝わっていた「クロージングイベント」の話を警備員さんにしたところ、問題なく案内してもらえました。


ホンダ本社ビル内を巡る旅

受付を済ませた後、少し待機してから案内がスタート。この見学ツアーでは、大阪公立大学の教授が丁寧に本社ビルを解説してくださるという、非常に贅沢な内容に感激しました。これが無料だなんて、さすがホンダ。こういった姿勢が、私がこの会社を好きな理由のひとつです。

1. 建物の外観

最初に案内されたのは、本社ビルの外観。パンフレットにはシンプルにデザイン化されたビルの図案が描かれていましたが、その図案ですらホンダらしさが一目で分かります。

特に印象的だったのは、安全面を第一に考えた設計でした。たとえば、角は曲線的に設計されており、割れたガラス窓が通行人へ飛び散らないよう、窓の外側にはベランダが設置されています。こういった細部への配慮には、モビリティメーカーらしい哲学を感じました。

2. 地下の木造貯水槽

次に訪れたのはビル地下にある、非常に珍しい木造の貯水槽。日本国内で製造が可能な業者は1~2社程度と言われるほど希少なもので、災害時用の飲料水を貯める目的で設置されています。平時でもこの水を社員に提供しているとのことで、非常に実用的です。

3. 防災倉庫

続いて案内されたのは、緊急時のための防災用品が備蓄されている倉庫。なんと全社員が3日間過ごせる量の防災用品がしっかりと準備されていると知り、企業としての危機管理意識の高さに感心しました。

4. エレベーターと意匠

エレベーターでは「腰より下が暗く、腰上が明るい」といった独特なデザインが施されていました。このデザインには何かしらの意味が込められていると案内がありましたが、残念ながらその詳細は失念してしまいました(次回はメモをもっとしっかり取ります)。

5. 応接間

次に向かったのは応接間。ここからは赤坂御用地が見えるため、撮影は禁止されていました。過去にはダイアナ妃も来訪されたことがあるとのことで、その歴史の重みを感じます。実際にベランダから赤坂御用地を見渡すと、豪華な洋館が目に入り、皇室の方々が散歩されている姿が見られるような距離感に驚きました。

6. 役員室

最後は役員室。ホンダでは「社長室」を持たず、より役員間のコミュニケーションを重視しているとのこと。その結果、大きな一室に役員それぞれが机を並べて業務を行うスタイルが採用されています。

また、役員室内には一見「白紙」に見える額が飾られていました。しかし、よく見ると白紙ではなく、淡い濃淡や線が隠れており、まるで現代美術のような印象的な作品でした。この雰囲気には、DIC川村記念美術館の「ロスコルーム」を観覧した際の感覚を思い出しました。


見学を終えての感想

見学終了後には近くの和菓子屋で、お餅の中に葛餡を詰めたお菓子を購入(俗に言う「みたらし団子の逆バージョン」)。これが本当においしく、見学の締めくくりにふさわしいものでした。

今回のツアーは、3月末で取り壊し予定のホンダ本社ビルを大学教授の解説付きでじっくり堪能できる贅沢な機会でした。正直、建物も設備もまだまだ綺麗で、取り壊しが少しもったいない気もしますが、さまざまな事情があるのでしょう。

この見学を通じて「ホンダ」という企業への愛着がさらに深まったことは間違いありません。私自身、ホンダの株主でもあるため、これからも応援し続けたいと思います。

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香港に行ってきた

はじめに

台湾有事リスクや中国による統制強化が進む中、「今しか行けないかもしれない」という思いから2月末に香港旅行をしてきました。

有事が発生すると数十年単位で渡航が難しくなる可能性を考え、少し円安の状況でも「今の香港」を見ておこうということです。

( この文章は旅行中の出来事や思い出のメモをAIに清書・要約してもらい、少しだけ加筆修正したものです)


1日目:寒空の出発から暖かな香港へ

早朝の羽田発便のため、深夜にバイクで出発。冬の冷え込みが厳しく、装備不足で足元の冷たさに苦労しながらも、羽田空港第三ターミナルに到着しました。バイク駐車場は余裕があり、満車の車と対照的。この点でバイクの便利さを改めて実感しました。

フライトでは約6時間の旅路を経て香港に到着。現地の気温は東京より10〜15度高く、非常に過ごしやすい。空港で香港ドル(1HKD = 約20円)に両替し、Causeway Bayまで直行バスで移動しました。バスの車窓から郊外では比較的良い運転マナーを見かけたものの、中心地に近づくにつれ車間距離が短く、クラクションの音が響く香港らしい交通状況に緊張感を覚えました。

到着後はCauseway Bayを散策。ビクトリア公園、モンスターマンション、ビクトリア・パークなどのスポットを訪れました。新しさと古さが混在する独特な街並みが印象的です。途中で食べた鶏蚕仔(けいたんし/ガイジャンダイ)はふわふわで絶品でした。おそらく、タピオカ粉とココナッツミルクを使っているのが日本のワッフルとの違いで、日本でも作ってみたいと思うほどのおいしさでした。

夕食はホテル近くのローカルなワンタン麺店へ。初対面の店員に広東語で話しかけられるほど現地に溶け込んだ気持ちになり、ワンタン麺も硬めの仕上がりが自分好みで大満足。スープを飲み干したところ地元の人に笑われましたが、味が秀逸だったからこその行動です。その後、夜のビクトリアハーバーを散策。地元の人やランナーたちが集う憩いの場の心地よさに感動しました。


2日目:文化と多様性の街を体感

朝は地元のチェーン店で軽めの朝食を取り、地下鉄で香港故宮文化博物館へ向かいました。クーロン駅から博物館までの道が少し分かりづらく、特に地下道ルートが分からずに苦労しましたが、着いた博物館では美しい展示品をじっくり鑑賞できました。トリコロールカラーの磁器など、時代背景も含め興味深い作品が多く、訪れた価値を感じました。

午後は重慶大厦(チョンキンマンション)を訪れ、多国籍な雰囲気に圧倒されました。インド系、中東系、アフリカ系とさまざまな人々が行き交い、独特な活気であふれるこの場所は、香港の「人種のるつぼ」を象徴していました。昼食後にはワッフルを購入。焼きたては非常に美味しいものの、一瞬で冷めてしまう儚さを感じました。

夕方からはビクトリア・ピークへ。観光名所だけあってピークトラムに乗るまでも30分以上待ち、斜度の急な車両内では手を離すと倒れそうになるほどの感覚を味わいました。ですが展望は期待していたほどではなく、観光客の多さや商業化されたエリアには少しがっかり。また、非常経路から間違って外に出てしまい、警報が鳴り響く失敗も。広東語で注意されましたが、内容は理解できず、気まずい思いに…。ピークから戻った後は点心を夕食に取りましたが、バッテリー残量が少なく決済に不安を感じる場面もあり、準備の重要性を再認識しました。


3日目:ローカルな香港の魅力と帰国

朝は牛肉の煮込みとライス・目玉焼きのセットを地元の店で食べ、深水埗(サムスイポー)へ向かいました。ここはレトロな電子街が広がり、一昔前の秋葉原を彷彿とさせるようなエリア。老舗感漂う「黄金電脳商場」では和式トイレに紙がないことに驚いたものの、持参したティッシュが役立ちました。海外旅行ではこうした基本的な準備が重要であると改めて気づきました。

その後の黄大仙(ウォンタイシン)では、行列や派手な装飾に圧倒されつつも、独特な「お祭り感」を楽しみました。訪問後、空港へ向かう際はバス選びに迷いましたが、現地の若者に聞いて解決。親切な対応がどこの国でも変わらずありがたいと感じました。

空港では時間があったものの、出発ゲートが決まるまで少し待機。展望スポット「Skybridge」を探し、飛行機の往来を楽しむなど、最後まで充実した時間を過ごしました。帰国便では軽い食事を取り、深夜に東京へ無事到着。その後もバイクで帰宅し、誰もいない夜道で「自由」を満喫しました。


まとめ:変わりゆく香港を訪れて

今回の旅行では、数日の滞在ながら変化しつつある香港の空気感を肌で感じることができました。自由が失われつつあるという印象が強い報道とは裏腹に、日常生活の中ではまだ多くの自由が見られました。文化や人々の多様性、新旧が混在する街並み、地元グルメ、観光地の商業化といった香港ならではの要素に多く触れることができました。

一方で、オーバーツーリズムや観光地の在り方、準備不足など、今後の旅行に生かせる反省点も得られました。次に訪れるとき、この街はどう変わっているのか。大きな変化の中にある「香港」に訪れることができたことは、非常に貴重な体験でした。

神奈川県でタコ釣りが出来るかどうかについて調査してみた

はじめに

以前から、神奈川県では一部の地域を除いて(金沢八景以北と城ヶ島の一部の地域)ではほぼタコ釣りが出来ないという認識であったのですが、自分の身の回りで、「船宿だったら問題ない」「漁船登録されている手漕ぎボートなら問題ない」など情報が錯綜していたため、法律的な根拠でもって実際に神奈川県でタコ釣りが出来るのか、ということを調査してみました。

できるだけ一次情報のみを参照したいため、国または地方自治体などの資料・ウェブサイトのみを参照しております。

結論としては、「神奈川県では一部の地域(金沢八景以北、城ヶ島の一部の地域など)を除いてタコ釣りが出来ない」 ということになったのですが、当方は法律の専門家でもありませんので間違った法解釈をしているかもしれませんし、自分が考慮に入れていない法令や条例などがあり間違った結論になっているかもしれないので、その場合は教えていただければと思います。

なお、「この人は大丈夫だと言っていた」や「この船宿ではこの地域でタコ船を出していた」などについては、いただいとしてもこちらも訂正しにくいので、間違いをご指摘の場合は法解釈の論拠や、国または地方自治体に紐づく資料などを提示いただければと思います。

漁業権について

まず漁業権の定義について調べます。

漁業権については、

水産庁/漁業権について:水産庁

https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/attach/img/gyogyouken_jouhou3-1.jpg

でわかりやすく説明されています。

まず

漁業権制度とは、都道府県知事の免許を受けて、一定の水面において排他的に特定の漁業を営む権利を取得する制度

とあります。

免許を発行する主体は国ではなく地方自治体ということですね。

水産庁/漁業権について:水産庁 の 漁場マップ のリンク先が各自治体になっているのはおそらく免許を発行する主体が自治体だからなのでしょう。

引き続き、水産庁のウェブサイトを参照します。

漁業権は、漁「場」ではなく、漁「業」を排他的に営む権利であり、免許を受けた漁業を営むことを妨げるもの(漁業権侵害)に対する排除・予防が可能だが、漁業権侵害でない限り、同じ漁場内で他の活動を行うことは可能)

漁業権は、物権的請求権の付与により、その法律上の権利の保護を強化することを目的として、民法上の物権に生ずるものと同様の法律効果を発生させることとしたものです

とあります。

つまり漁業権は民法上の物権に準じた権利、ということです。

民法上の物権の主体は、「自然人」または「法人」であることから、人や法人が行使出来るということですね。

漁業権については以下の3つがあるようです。

  1. 共同漁業権
  2. 区間漁業権
  3. 定置漁業権

区間漁業権は養殖業、定置漁業権は定置網などに関する権利なので、釣り人が関係するのは 1.共同漁業権 ということになりそうです。

入漁権について

漁業法 第三款に入漁権というものがでてきます。

第三款 入漁権
(入漁権取得の適格性)
第九十七条漁業協同組合及び漁業協同組合連合会以外の者は、入漁権を取得することができない。
(入漁権の性質)
 1 第九十八条入漁権は、物権とみなす。
 2 入漁権は、譲渡又は法人の合併若しくは分割による取得の目的となるほか、権利の目的となることができない。
 3 入漁権は、漁業権者の同意を得なければ、譲渡することができない。

漁業権は上述のように地方自治体から免許を受けて権利を得るのに対し、入漁権は漁業権の同意を得て譲渡などが出来るという違いがあるということと読めます。 また、入漁権は 漁業協同組合及び漁業協同組合連合会以外の者は取得することが出来ないと明記されています。

漁業権の行使について

漁業権の行使については 漁業法 第四款 漁業権行使規則等 で記載があります。

関係しそうなところを引用します。

(組合員行使権)
 第百五条団体漁業権若しくは入漁権を有する漁業協同組合の組合員又は団体漁業権若しくは入漁権を有する漁業協同組合連合会の会員たる漁業協同組合の組合員(いずれも漁業者又は漁業従事者であるものに限る。)であつて、当該団体漁業権又は入漁権に係る漁業権行使規則又は入漁権行使規則で規定する資格に該当するものは、当該漁業権行使規則又は入漁権行使規則に基づいて当該団体漁業権又は入漁権の範囲内にお いて漁業を営む権利(以下「組合員行使権」という。)を有する。

漁業権もしくは入漁権が無いと漁業が出来ないと読めます。

遊漁券

前述のように漁業権もしくは入漁権がないと釣りが出来ない気がしますが、一方で漁業権が設定されている地域での渓流釣りでは、遊漁券を購入すれば釣りが出来るのはご存知かと思います。

これについては、漁業法 第百七十条 に明記されていました。

 (遊漁規則)
 第百七十条内水面における第五種共同漁業の免許を受けた者は、当該漁場の区域においてその組合員(漁業協同組合連合会にあつては、その会員たる漁業協同組合の組合員)以外の者のする水産動植物の採捕(次項及び第五項において「遊漁」という。)について制限をしようとするときは、遊漁規則を定め、都道府県知事の認可を受けなければならない。
 2前項の遊漁規則(以下この条において単に「遊漁規則」という。)には、次に掲げる事項を規定するものとする。
 一遊漁についての制限の範囲
 二遊漁料の額及びその納付の方法
 三遊漁承認証に関する事項
 四遊漁に際し守るべき事項
 五その他農林水産省令で定める事項
 3遊漁規則を変更しようとするときは、都道府県知事の認可を受けなければならない。
 4第一項又は前項の認可の申請があつたときは、都道府県知事は、内水面漁場管理委員会の意見を聴かなければならない。
 5都道府県知事は、遊漁規則の内容が次の各号のいずれにも該当するときは、認可をしなければならない。
 一遊漁を不当に制限するものでないこと。
 二遊漁料の額が当該漁業権に係る水産動植物の増殖及び漁場の管理に要する費用の額に比して妥当なものであること。
 6都道府県知事は、遊漁規則が前項各号のいずれかに該当しなくなつたと認めるときは、内水面漁場管理委員会の意見を聴いて、その変更を命ずることができる。
 7都道府県知事は、第一項又は第三項の認可をしたときは、漁業権者の名称その他の農林水産省令で定める事項を公示しなければならない。
 8遊漁規則は、都道府県知事の認可を受けなければ、その効力を生じない。その変更についても、同様とする。

組合員以外の者が遊漁する場合の取り決めが内水面限定で明記されています。

渓流釣りなどで購入する遊漁券は漁業法 第百七十条に基づいて発行されていると推察できます。

漁業法では、組合員以外の遊漁に関する規定は この漁業法 第百七十条 以外には存在しません。

「船宿だったら問題ない」「漁船登録されている手漕ぎボートなら問題ない」かどうか

上記より、漁業権が設定されている海域では組合員以外は漁業をすることが出来ず、組合員以外の遊漁に関する規定も内水面に限定されることから、 オカッパリ・船宿・手漕ぎボートなどいかなる釣りにおいても漁業権が設定されている地域では釣りが出来ないという結論になります。

ただし、漁業法第八十六条に以下のような条文があります。

 (漁業権の条件)
 第八十六条都道府県知事は、漁業調整その他公益上必要があると認めるときは、漁業権に条件を付けることができる。
 2前項の条件を付けようとするときは、都道府県知事は、海区漁業調整委員会の意見を聴かなければならない。
 3農林水産大臣は、都道府県の区域を超えた広域的な見地から、漁業調整のため特に必要があると認めるときは、都道府県知事に対し、第一項の規定により漁業権に条件を付けるべきことを指示することができ る。
 4免許後に第一項の条件を付けようとする場合における第二項の海区漁業調整委員会の意見については、第八十九条第四項から第七項までの規定を準用する。この場合において、同条第四項中「前項の場合において、漁業権を取り消すべき旨」とあるのは、「第八十六条第一項の規定により漁業権に条件を付けるべき旨」と読み替えるものとする。

農林水産大臣都道府県知事・海区漁業調整委員会で合意出来れば、その地域の共同漁業権に条件をつけることが出来るということです。 この法律に基づいて制定されているのが下記の明石市の独自のタコ釣りルールかと推察されます。

https://www.hyogo-suigi.jp/fishing/wp-content/uploads/sites/4/2024/01/141013ce3ed9fa5c206a421dc4c011bb-6.pdf

神奈川県で明石市のような条件がつけられていないか調べてみましたが、存在を確認できませんでした。

以上から神奈川県では一部の地域(金沢八景以北、城ヶ島の一部の地域など)を除いてタコ釣りが出来ない、と思われます。

購入したDOMANE AL 2 Gen 3 の ブレーキ・ディレイラー・クランク・レバーをアップグレードした

先日DOMANE AL 2 Gen3 を購入したのですが、走ってみると以下の点について不満が出てきました。

  • ブレーキの効きが少し甘く、重く感じる
    • 下ハンドルポジションでのブレーキングは十分出来るが、ブラケットポジションでのブレーキが少し重く、効きも甘いと感じる。
  • フロントインナーからアウターにシフトチェンジするとき、STIレバーを横方向に大きな力をかけてかつ大きく移動させないといけなかった。
    • シフトレバーを5本指で握り込んでからでないとシフトチェンジが難しく、インナーからアウターへのシフトチェンジがストレスに感じた
  • 2x8(50/34T 170mm, 11-32T) で、若干登りでもう少し低めのギアが欲しくなったのと、変速ショックを小さくしたかった(トップギアは特に不満などは無い)

ということで購入したばかりですがコンポをアップグレードすることにしました(すぐアップレグレードすることを前提に中古で購入したということもあるので、想定通りではある)。

アップグレードに際して、現在のトレンドや今後のアップグレードを鑑みた選択が必要になります。

今後のアップグレードする方向性を決定づけるかつ容易には変えられない選択としては以下があると考えます。

まず電動変速にするか機械式変速にするかを迷いました。

前提として、トライアスロンで使用する場合電動化したほうが有利であるため、今後トライアスロンで使用すると仮定すると今回のアップグレードで電動化した方が良い、ということになります。

電動変速の場合、以下の4つが選択肢となりました。

105 Di2 は施工事例も豊富ですが、FD・RD・バッテリー間をケーブルで接続する必要があります。

バッテリーはフレームに内装することを想定しているため、Di2 対応外フレームの場合、防水シールをしたうえでフレーム外装をしたり、フレームにケーブルを這わせる必要があるため、DOMANE ALで施工すると少し不格好になると考えられます。

また、105 Di2 の場合トライアスロンでよく使用されるサテライトスイッチが対応していないということも考慮しておく必要があります。

ULTEGRA Di2 の場合は、サテライトスイッチも対応しており、軽量化やシフト速度のアップなどもありますが、その分高価になります。

SRAM RIVAL eTap は FD・RDで電源も独立しているため一般的な外装フレームでも容易に取りけることが可能ですが、部品の入手性はシマノ製品と比べると劣り、交換パーツの単価などもシマノ製品と比べると高い傾向にあり、変速速度もDi2 に比べると劣ると聞き及んでいます。

WheelTop EDS は SRAMと同様に FD・RDについて電源が独立しておりフレームへの取付も容易で、クランク・スプロケット・ブレーキの自由度が高く、ほぼ好きなクランク・スプロケット・ブレーキを選択できますが、変速速度は Di2 や eTap に比べると劣り、ヘタってきたバッテリー交換が出来ず、ワイヤー引きモデルはリーチアジャスト機能がありません。

機械式変速の場合は、 現在のDURA-ACE(R9200)・アルテグラ(R8100)・は電動シフト専用になっているので、12速前提で考えると105(R7100)のみ選択肢があります。

機械式変速を前提とした場合の油圧・機械式ディスクブレーキの選択については、105 12速(R7100)については、シマノからは油圧式ディスクブレーキSTIレバーしかでていないため、シマノ以外のワイヤー引きレバーにする必要があります。この場合の選択肢として、EQUALコントロールレバーがあります。

それぞれの要素が絡み合っているかつ、一度選択してしまうと別の選択肢が取りづらくなる(場合によっては、コンポ総入れ替えが発生する) ということからこの選択はかなり悩みましたが、最終的に以下の構成にすることにしました

  • EQUAL コントロールレバー
  • EQUAL ブレーキ (機械式ディスクブレーキ)
  • 105 12速 (R1200系)

まず、今のフレームでトライアスロン完全対応の電動変速(ULTEGRA Di2)にしようと思うと、少しチグハグな構成になる(トライアスロン完全対応するならカーボンにしたほうが良さそう)こと、そもそもトライアスロンに競技としてどれだけのめり込むのか未知数であること、電動変速だとバッテリー管理が必要になること、価格が高価になり盗難や紛失、落車を気にして気軽に乗りづらくなることから電動変速ではなく機械式変速にすることにしました。

また、出先でホイールを外した際に誤ってブレーキを引いてしまうというヒューマンエラーがいずれやってしまいそうなところ、EQUALブレーキは赤色のキャリパーを選択できるので、割とドレスアップ目的でボルトやナットなどを購入している自分として赤色を選択できるのが大きい、というところでEQUALブレーキを選択しました。

そして現在のトレンドが12速であり今後のパーツの入手性やアップグレードの余地なども考えると12速にしたほうがよいのではないか、ということで12速化することにしました。この選択により、レバーはEQUALコントロールレバーに決定されました。

EQUALコントロールレバーはフリクション方式で、現在の主流であるインデックス方式とは 別方式のレバーで、 よく クルマの ATとMTの違いに例えられます。

フリクション方式は自分の技量によりシフトを決めるというクルマの MT に似た楽しさがある、というレビューが散見されることから、クルマについてもあえてMTに乗っている自分なら、フリクション方式のレバーも楽しめるだろうと予想し、EQUAL コントロールレバーで問題ないだろうと判断しました。

このような判断からパーツを少しずつ揃えていきました。

R7100系の部品についてはAmazonにも在庫が潤沢にあり、特に苦労することはありませんでしたが、 EQUALブレーキと EQUALコントロールレバーについては 在庫が潤沢にあるというわけではなく、個人経営のネットショップなどから入手しました。

苦労したポイント

組付けは土日ぐらいの作業量で終わるかと思っていたのですが、必要な工具(クランク抜き・BB抜き) が足りず Amazonで買い足したり、後述の フロントディレイラー破壊・チェーン切断の失敗からの部品買い足しなどで結局2周間ほどかかってしまいました。

ロードバイク初心者なので各工程で毎回手こずりましたが、大きく苦労したところとしては以下のとおりです。

ワイヤリング

DOMANE AL 2 Gen 3 はダウンチューブが内装なので、チューブ内の配線に苦労しました。

内装であることから交換するときも一度に全部取り外すということはせず、まずアウターケーブルを交換してからインナー交換をする(またはその逆) をするということをしていましたが、ワイヤリングにてこずってワイヤーの端子がチューブ内に入ってしまい、ケーブル端をチューブ内から出すことに手こずりました。

また、アウターワイヤーの長さの調整も思っていたより大分シビアで、5cm程度長いだけで、大きく張り出してしまい、場合によってはハンドルなどにひっかかり危ないということがあり、合計で3回程度アウターを短くする調整をしたように思います。

EQUALブレーキは専用のアウターケーブルがあり、これは硬いアウターケーブルと比較柔らかいアウターケーブルを組み合わせて使うもので、長さ調整に失敗するとハンドルが極度に固くなってしまったりと、この特殊さもワイヤリングを難しくしていたように思います。

スクエアテーパーのBB抜き

最初に買った安い工具 では力をなかなかいれることが出来ず、何回か失敗してトルクをかける部分の舐めが大きくなり始めました。 これ以上削るとまずいということで作業を一時中断して、Amazonで評価の高いスクエアテーパー専用の固定が出来るBB抜きを購入しました。

この工具を使うことで今まで手こずっていたのが嘘のように簡単にBBを外すことが出来ました。

クランクの取付・フロントディレイラー調整

取り付けたクランクの押し込みが足りず、また押し込みが足りないことになかなか気づけず、クランクの右側が規定より張り出した状態でフロントディレイラーを調整したため、フロントディレイラーの可能な調整量を超えて調整ボルトを緩めてしまったため、調整ボルトが元の位置に戻せなくなってしまいました(このあたりロードバイクに慣れている人が見れば右側のクランクの押し込みが足りないことに早期に気づけただろうが、慣れていないので気付けなかった)。

チェーンの取付

以前チェーンの交換工具を購入していたのでそれを使用したが、工具が少し歪んでいるのか、切断するときにチェーンが若干歪むという問題がありました。

この問題を解決するために、シマノ謹製の5000円ほどの12速対応チェーンカッターを購入しました。

専用工具は高価だが、謹製のチェーンカッターは少ない力できれいにチェーンを切断できました。

また切断の際に、切断するリンクの位置を間違えてしまい(チェーンリングが端子側に来るように切断しなければならないが、そうしなかったことで想定より短く切ってしまった)、チェーンを買い直して作業したり、チェーンをリアディレイラーのガイド外に通してしまったまま試走してしまったりと、何箇所か手こずってしまった。

一応作業前にディーラーマニュアルを読んでいたが、作業中は読んでおらず、記憶に頼って作業してたため、このようなミスが発生してしまった。

アップグレードした感想

  • EQUALブレーキは引きが軽くなって制動力も強くなったので、急坂の恐怖感が減り速度が出しやすくなった。ブラケットポジションでも十分な制動力が得られるようになった。ブレーキパッドが減ってくるたびに調整は必要なので、このあたりが煩雑に感じられるかそうでないかは今後の走行距離とかにもよりそうだけど、六角レンチさえあれば数分でさっと調整出来るので、特に面倒とは感じないのではないかと予想している
  • EQUALレバーは、今のところ自分にあっていると感じる。ちょっと練習しただけでシフトミスはほぼなくなったし、インデックス方式のシビアなインデックス調整から開放されるメリットも大きい。また、インデックス方式でも結局トリム操作はするので、フリクションが特別に煩雑とは感じない。想定していなかったメリットとして、インデックス方式だとインデックスの地点まで一度で引かないといけないが、フリクション方式だと小刻みにレバーを何回か動かすことでシフトさせることが出来る。フロントのインナーからアウターに入れる時、STIレバーを横方向に大きな力を入れないといけないことが割とストレスだったので、このメリットは大きい。
  • 12速化したことでシフトでのショックが少なくなった&無段階で変速できるので割と感覚的なシフト操作が出来る(クルマ的に言うと、飛ばしシフトしやすい)
  • 105にしたことで軽量化が効いていそうなのと、メンテナンス性が向上した。ディレイラーが調整しやすくなったし、リアディレイラーのアウターケーブルがほぼ可動しなくなったので、可動することを考慮してアウター取り回しをする必要がなくなったりなど。
  • あまり正確な値ではないが、作業前が10.5kg ほどで作業後 に 9.5kg 程度になっていたので、1kgほどの軽量化が出来た。走ってみると明らかに走り出しが軽くなっていた。
  • ちゃんとした工具を使うことで早く・確実に・安全に作業が出来、パーツの買い直しリスクも抑えられる。今後工具を買うことがあればある程度大きな出費は覚悟して良い工具を買おうと思った。
  • 工賃・ かかった時間・買い足した工具・失敗して買い直した部品などを考慮すると、圧倒的にショップに依頼したほうが安いし確実だと思うが、元々色々カスタマイズしたいということで中古のDOMANEを購入しているし、今回バラ完に近いことが出来て今後のカスタマイズの自由度も上がったので、総合的にとても満足している

とりあえずこれで機材的な面でかなり充実したので、あとは走り込むだけですね。

最後にカスタム後の写真を添付しておきます。今後も大事にそしてヘビーに使っていきたいところです。

何もしないことを受け入れる

少なくとも日本において、何もしない、ということは否定的に捉えられることが多い。

巷には時間を効率化することを謳う書籍があふれ、なにもせずに時間を過ごした人間は、会社、学校などで直接的あるいは間接的に糾弾されることが多い。

近代以降、国家が社会システムの基盤になった。

国家の生産性が組織と結びつき、組織の生産性が個人の時間の使い方に左右されるようになったため、なにもせず過ごすことが悪いことだという社会規範が一般的になるのは至極当然とも言える。

しかし一方で自由主義的観点から言うと、個人の時間の使い方は誰からも拘束されないべきだし、時間を自由に使えることは基本的人権として社会規範となっている。

この相反する社会規範が存在している現代社会でより優先されているのが、国家主義的な時間の使い方、というのが正しいかもしれない。

個人がどのように生きるかは人それぞれだが、個人のそれぞれの幸福を追求していくということを基本的な考えとすると、無為に時間を使うことに幸福を感じることに対して、自分から苦痛を感じるということは、幸福追求から遠ざかっているのではないか、ということをしばしば思う。

時間を無駄に使うことを恐れずどうどうとしていよう、こう言い聞かせて私は今日もバイクのドライブレコーダー動画をぼーと眺めるのだ。

つくばベンチャーバーベキューに行った

金、土、日とつくばベンチャーバーベキュー出席のためつくばに滞在していました。

つくばベンチャーバーベキューは10年以上続いているイベントだが、コロナ禍は中止となり、去年から再開されたイベントだ。

コロナ前も偶に参加していたが、コロナ禍以降はオフラインで初対面の人とまとまった会話の時間が取れるという機会の有り難みをひしひしと感じる。

オフラインで初対面の人と話すとき、だいたい共通の知り合いの話題になるが、そのときにぱっと人名が出てこなかったり、思い出すのに時間がかかったりする。

そしてぱっと人名が出てこないと滑舌が悪くなったり、その後の会話のテンポが悪くなり、全体としての話もぐだぐだになりやすい。

また、相手の趣味や興味のあることから話題を作ることが多いため、できるだけ幅広いく深い教養がある方が話にも深みを出しやすい。

自分の持っていない知識を相手は持っているわけで、その相手の持っている知識をいかに引き出すか、という技能も要求される。 そのためのテクニックの一つとして傾聴も要求される。

会話の本質的な意味とは自分が持っていない情報を相手から得ることであり、少し話した段階でこの人と話しても新しい情報を得られることはないとみなされると、会話の機会損失となる(実際にはそのようなことはないので、それは相手の間違った認識なのだけど、実際そういう認識のもとで行動する人がいることは経験的に知っている)。

機会損失と書いたが実際には、会話はそのような機会損失といった一種の損得勘定ではなく、コミュニケーションを取ることで気持ちよくなりたいという、ある種本能的な欲求からくるはずだ。

ここで理想的な会話について考えてみる。

理想的な会話とは、自分が気持ちよくなりつつ相手も気持ちよくなり、かつ両者が有益な情報を得られることと定義してみる。

この理想的な会話を得るためには、話題が両者の興味を引くものでなければならない。

会話する内容が興味深いものだったりあるいはお笑いとして面白い、そういう状態をいかに作るかということ。

この話題を探すためのきっかけが自己紹介だったり趣味、ニュース、仕事の話だったりするわけだ。

趣味や趣向が近い場合はこの理想状態を作りやすいが、一方で共通項がみつけられず一方がつまらない思いをしてしまうことが往々にしてある。

営業的な観点でいうとこの場合避けなければならないのは、相手につまらない時間を過ごしたと思わせないことで、自分がつまらないと思うことを覚悟して相手に楽しんで貰う必要がある。 その場合、相手につまらない話をしていると思われないための振る舞いが必要になる。これは高等テクニックであるため出来るだけ避けたい。

結局のところ、自分が幅広い物事に興味を持って、日々教養を広く・深くしていくことこそがいちばん重要なのだ。

そういうことを強く実感した。

話は変わるが、つくばでは 15年ぶりくらいにらーめん山水、10年ぶりくらいに カレーうどんZEYOに行った。 らーめん山水は回数自体が少なかったせいか味を全く覚えていなかった。 カレーうどんZEYOは比較的記憶も新しく何回も行っていたので、記憶の味と寸分変わらなかった。 また、RanRanは数ヶ月前に忽然と閉店した。 私が学生時代に済んでいたボロアパートは取り壊された名前も変わって新しく建て替えられていた。 ウクライナで戦争はまだ続いているし、パレスチナ問題も再燃中、とここ数年大きな動乱が続いている。

諸行無常を強く感じるからこそこの刹那の重要を噛み締めたし、こういう刹那を大切にしていきたい。

そういうことを強く感じた旅程でした。

自転車のタイヤをFLYING DIAMONDに交換した

軽くパーツ交換したくらいではいちいち日記を書いていないけど、これは結構印象が変わっておもしろかったので書いておく。

徒歩で行くには遠く、バイク・クルマで行くには近い距離での釣行が増えてきたので必然的にクロスバイクで釣り場まで行くことが多くなってきたのだけど、釣り場までの路面が荒れていることが多く、軽くスリップしたり、路面の凹凸の衝撃で走行に不安や不快を感じることが多くなってきたことが交換の動機です。

元のタイヤ幅は32Cで、クロスバイクとしては一般的なサイズである程度の路面の荒れは対応できるはずなのだけど、個人的にはもうちょっと太くして不安感は無くしたかったというところと、いきなり40Cとかにするとクリアランスの問題や思ったより速度が出ないという別の問題が顕在化するとそれはそれで困ると思ったので、一旦35Cで様子を見ることにした。 (もし35Cでまだオフロード性能が足りなければ40Cとかにする可能性は今後あるかもしれない)。

タイヤの種類は色々検討したけど、純正のボントレガーのタイヤはネットでの評判だとどれも価格が高い割には性能が普通ということで見送ることにした。

35Cぐらいのグラベルタイヤだと、パナレーサーグラベルキングが一番評判が高そうだったけど、前後交換で一万円以上かかるのと、減りが早いというレビューを見て、ちょっと迷っていたところで見つけたのがチャオヤンのFLYING DIAMOND。

アマゾンやネットのレビューでは、一定以上の信頼性はある上に、価格もグラベルキングより1500円程度安く、減りもグラベルキングより遅いということで、タイヤはこれを選択することにした。

チューブについては、チャオヤンのチューブはあまり評判が良くなさそうだったので、無難にパナレーサーの35C~40Cまで対応できて耐パンク性能が高いコスパモデルのスーパーチューブを選択した。

最初はリムテープは交換するつもりはなかったのだけど、パナレーサーのスーパーチューブの取扱説明書を見ると、リムテープはほぼ交換必須ということが書かれていたので、リムテープも一緒に交換することにした。 リムテープは何でも良かったのだけど、適切な幅を選択するのが面倒くさかったので、レビューにFX-3で使用した旨が書かれたいたパナレーサーの Poly Liteを選択。

さて、パーツの選定までは良かったのだが、問題は実際の交換作業だった。

以下の問題が立て続けに発生して割と時間を食ってしまう。

  • 交換作業をするために上下ひっくり返したが、不安定ですぐ傾いてしまう。結局倒してしまい、そばに置いていたPCと設置していた床面を破損
  • ビードをホイールの内側に入れることを忘れたまま空気を封入してしまい、タイヤをビードに入れるところからやり直し
  • ビードが固くてタイヤを嵌める作業を完了することがなかなかできなかった。

今回が始めてのチューブ/タイヤ交換だったけど、初めての作業が必要以上に時間かかってしまうのは、毎回の課題なんですよね。 もうちょっとしっかり作業動画何回もみなおすなど準備してからやれば良いんだけど、商品が到着してしまうと気が高まってフライング気味に作業してしまうので、この癖はちゃんと直さないとなぁ。

それはさておき、なんとか上記の作業を完了させて装着したFX-3が添付した画像です。

チューブ&タイヤと一緒にグリップ・バーエンドミラーを買っていたのでそれも併せて装着した。

バーエンド・ミラーの取り付けはカスタム感出てきたし、 グリップの赤とタイヤーのスキンサイドの色がアクセントとなってきて、見た目的にはとても満足。

見た目という意味で実物を見ると、ところどころネジが錆びていたりするので、交換したくもなってくるけど、まぁ重要度は高くないので、このあたりの錆取り/交換はまた別の機会にやることにしよう。

肝心の走りについてだけど、軽く走ってみただけでも、ちょっとした段差や路面の荒れをタイヤで掴んだ際の衝撃も柔らかくなったし、グリップが安定したおかげか、以前のタイヤであった走行の際の不安感がほぼ消えました。

そして走行の不安感がなくなったおかげで、釣り場への移動についてのネガティブな感情が軽減されたし、9月はこのタイヤでエギング頑張っていきたい。 (そして、一杯でいいからアオリイカ釣り上げたい)