水島雄太のブログ

個人的かつ雑多なブログです。

証券外務員1種に合格した

受験した経緯

現在証券系の仕事をしているため、ある程度広く浅く業界知識や業務知識について学習したいと思ったことから、証券外務員1種を受験した。

証券外務員資格は1種や2種など何種類かあるが、証券外務員1種さえあれば、外務員に関するすべての業務を行うことが可能であり網羅的に学習出来ると考えたため、1種を選択した。

試験対策と試験

受験勉強を開始したのが1月最初で、毎日勉強したりしなかったりを繰り返し、勉強するときは1、2時間程度。 試験10日前ほどから一日5時間は勉強したと思うので、全体としては80時間程度は勉強したと思う。

試験1週間前に模擬試験をやって5割ちょっとしか取れなくて、やべぇとなって1日5時間ほど勉強したおかげか、試験直前はだいぶ仕上がってしまい、本試験では9割以上は取れたと思う。

証券外務員試験は試験終わった直後に紙を渡されてその場で合否を確認できるのだが、たとえ満点でも「あなたは70%以上の得点がありました」としか書かれないので、70%でまとめられるのなら、単純に合否だけ通知すればよいのではないかと思う。

受験した意味

今回証券外務員1種資格を取得したが、外務員は資格を取得しただけでは外務員として業務を行うことは出来ず、資格を取得してかつ外務員として登録をしなければならない。

自分は社員外のエンジニアとして活動をしているので、外務員登録の必要性はなく、社員外だと外務員登録も出来ないので、外務員資格を取得する意味は最初に述べたように、広く浅く業界知識や業務知識について知ることのみなので、費用(ほぼ時間コスト)対効果でいうと、ペイしているかはよくわからない。

今の所、証券外務員資格で得られる知識は限定的ではあるが、例えばオプション理論のギリシャ指標は解析学的な手法を用いて導出されるものだし、株式と債券の関係性は、バネ・ダンパー系に近い関係性を持っていたりと、工学的な面白さの片鱗が見えたのは大変良かった。

証券業界で出てくる工学的な理論は、一般的には金融工学と総称されるものらしく、金融工学という本も買ってきて、ちょっと読んでみたりと、興味の幅が広がったのは良かった。 さっそく上記のオプション理論などの工学的な説明などもあって、知識が繋がる感覚を持てたのも大変良い。

資格を取得すること自体にそれほど価値はないが、広く浅くその業界に関する教養を得て、そこから深く掘り進めるための道標を得るのが資格試験だと個人的に思っているため、 そういう意味では取得して良かったと思う。