はじめに
転職に際し、入社前に意識しておくことについてまとめます。
入社前に意識すること
事業に貢献する
転職するということはあなたは次の会社からオファーを受けたということです。 オファーを受けてそれを受諾したということは、報酬を得る権利とその会社の事業に貢献するという義務を負ったということです。
自分のその会社での行動が直接的あるいは間接的に事業に貢献しているか、という視点を常に忘れないようにしましょう。
失敗は事業を推進出来たかということを基準に評価する
失敗をすることで事業の推進が遅れるのであれば失敗はしない方が良いですし、組織構造上の問題から事業を推進するためにあえて失敗をする必要があった場合での失敗は逆に失敗した方が良かった、ということになります。
全ての基準は事業を推進出来たか、というところにかかっているため、その基準で失敗を評価するようにしましょう。
その上で、その事業を推進する足枷になった失敗は繰り返さないようにするべきですし、後の大きなリスクが顕在化する前に小さなリスクで発現させ対策も実施できた場合は、事業を推進した失敗ということになります。
常にモデリングを行う
事業を推進するということは、未来を予測してその予測に基づいて資本を投下し、製品をリリースするということです。その予測の精度が高いほど事業を推進する上での手戻りが少なくなり、その市場での優位性が高くなります。
未来を予測するためには、必然的になんらかのモデル構築を行うことになります。 さまざまな変数を設定し、その変数に応じてどのような結果が出力されるかを定式化する。 測定されたデータを基にそのモデルを検証して改善していく。
このイテレーションを忘れないようにしましょう。
理解していないこと、理解すべきレイヤーを明確化しておく
新たに組織に入るということは、インプットに対して理解していないことの割合が増えるということが多いと思います。
理解していないことを明確化していないと、それが原因で新たなインプットの理解が遅くなったり、あるいは理解できなくなるという事象が発生しやすくなり、さらにその理解していないという事象も明確化していないとさらに理解が進まない、という悪循環に陥りやすくなります。
そのため、理解していないことに対しては明確に理解していないと意識することが重要です。
明確に理解していない、という認識を持つことで、相手に対して理解していないことを質問したり、それが難しい場合には家で理解する時間を取る、などの対策を取ることが出来ます。
基本的には理解していないことについては、理解するまで学習する、というのが基本スタンスで良いと思いますが、理解のレイヤーは限りなく深くすることができるため、少なくとも業務で必要な理解のレイヤーについて意識する必要があります。
業務ではこのレイヤーまで理解していれば事足りる、ということを意識して、少なくともそのレイヤーまでについては理解する、というスタンスでいる必要があります。
その会社で実現する目標を明確化しておく
その会社でどのようなことを実現するのか、ということを明確にしておかないと、達成感や悔しさなどを味わえなくなり、実現できる状態が目標のある状態より低くなりやすいです。
- その目標を達成すると達成感を得られる
- その目標を達成できないと不快感が得られる
- 少なくとも小目標はは実現可能性がある程度あるものである
以上の条件に合致する小目標、中目標、大目標を設定しておきましょう。
余暇を楽しむ
その人の特性によりますが、あまり仕事に真面目になりすぎると、今度は精神的負荷が高くなりすぎて、逆に仕事でパフォーマンスを出せなくなります。
潰れない程度に釣りやバイクで余暇を楽しみましょう。